こんにちは。記事の閲覧ありがとうございます。
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突然ですが、コンクリート構造物の点検に行くにあたっては、どんな道具が必要かわかりますか。
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うーん。コンクリートと言えば、ひび割れがよく出るんだよね。だから、ひび割れを測る定規があればいいんじゃないかな?
あとは点検の人って、ハンマーをよく持ち歩いてるイメージがあるよ。
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いい線いってますね。
ですが、ひび割れの計測は、専用の道具を使わないと正確に測れないんです。
ハンマーも、なんでもいいわけではないんですよ。
この記事では、コンクリート構造物の点検をする際に持っていると便利なツールを紹介します。
僕が実際に携帯している装備も紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
コンクリート構造物の点検に必要なツール12選
ここでは、コンクリート構造物の点検に持っていくべきツールを12個紹介していきます。
重要度に応じて、以下の3段階に分けて解説します。
【重要度】
★★★:絶対持っていくべき。ないと点検できないレベル
★★:絶対必要とまでは言わないが、あったほうが良い
★:あると役に立つ場面もある
重要度★★★(絶対持っていくべき)
点検ハンマー
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持っていないと、 「見た目だけの点検」になってしまいます。
浮きの見落とし=落下事故リスクにつながるため、打音点検はとても重要です。
柄の長さ、頭の重さを考慮して、個人的には↓のハンマーをおすすめしています。
橋やトンネルなど、コンクリート構造物を対象としたインフラ点検の場合・・・
ハンマー頭部重量が1/2オンス(約230g)のものを使用することが、「第三者被害予防措置要領(案)」(国土交通省道路局国道・防災課―平成16年3月)にて規定されています。
LEDライト(高照度)
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必要な理由はとてもシンプルで、持っていないと、暗いところは点検できません。
クラックスケール

クラックスケールじゃなくても、コンベックス(巻尺)でも測れるんじゃないの?
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コンベックスはせいぜい0.5㎜単位が測れる限界です。
コンクリートのひび割れは0.1㎜の世界なので、やはりクラックスケールは必須です。
コンベックス

さっき、コンベックスじゃ不十分とか言ってなかった?
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適材適所、という言葉を知っていますか。クラックスケールはひび割れの「幅」を測るものです。長さなどを測るには、コンベックスのほうが圧倒的に使いやすいです。
長さは5mくらいあって、腰袋に装着可能なものがおすすめです。
スマホまたはタブレット(撮影・記録)
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紙のメモでもいいのですが、雨天時などは紙が濡れて記入できなくなります。
クラウドにアップすればデータの紛失のリスクも極小なので、記録は電子がおすすめです。
私物のスマホを使うと汚損や破損、落下による紛失が怖いので、僕は点検用のiPhoneを持っています。中古品で十分です。
重要度★★(あったほうが良い)
小型水平器
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排水勾配が確保されているかを確認したり、下部工(橋脚など)の沈下有無を判断するときに役に立ちます。
ワイヤーブラシ
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点検で鉄筋腐食が見られた場合、スプレーで簡易的に防錆処置をすることがあります。
その際、ワイヤーブラシで錆を落としておかないと、付着が取れずスプレー本来の防錆効果が発揮されないのです。
チョーク・鉄筆
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微細なひび割れや浮きの範囲はマーキングしておかないと、写真では判別がつきません。
重要度★(あると役に立つ場面もある)
双眼鏡/単眼鏡
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スマホにセットできるタイプだと、写真記録にも使えて便利です。
点検ミラー(伸縮式)
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見えないような場所は大抵暗いことが多いので、LEDライト付きのものがおすすめです。
ファイバースコープ
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最近は、スマホに接続するだけで使えるものが出ています。
携帯も容易なので、持っておくと点検の精度が大きく上がる場面も多いです。
★1ですが、個人的にはかなりおすすめツールです。
【選外:点検ツールではないがおすすめの持ち物】
ここからは、点検ツールではないものの、ほぼ必須級の道具たちを紹介していきます。
★★★級のツールばかりなので、ぜひこちらも揃えることをおすすめします。
腰袋
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ここまで挙げたものをはじめ、点検に必要な道具は多いです。
腰袋に収納することで、紛失リスクを下げつつ安全に移動できます。
モバイルバッテリー
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言わずもがなですが、スマホの使用場面は多いです。図面や過去の点検記録の確認、写真撮影など、バッテリーがなくなったら点検継続不可と言ってもいいくらいです。
あとは、ハンドライトの充電も可能です。
カラビナ
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クラックスケールなど、細い・薄いものは特に落ちやすいです。
スマホ操作可能な手袋
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点検時、手袋をしながらスマホを操作したい場面は多いです。
消耗品なので、予備をいくつかカバンに入れておくと便利です。
鉄コンくんの装備公開

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僕が実際に点検に行く際の装備は、写真の通りです。
実際は、すべて腰袋に入れて携帯しています。

うわぁ、たくさん道具を持ってくんだね。重そうだな。
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だいたい、重量としては2~3kgくらいです。あまり重くても、移動に支障が出ますので。

ヘッドライトとハンドライトを両方持ってるのはなぜ?
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夜間点検時はヘッドライト、昼間の点検時はハンドライトと使い分けています。
その他、夜間でも狭い部位を見たいときなどはハンドライトを併用しています。
おすすめツールには入れていませんでしたが、僕が使っているヘッドライトはこれです。かなり照度が高いので、夜間でも遠くまで見えますよ。

その他にも、記事では紹介していないツールもあるんだね。
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経験を積んで、自分なりの装備を揃えていくのが楽しいんですよ。
僕の道具で「これは何だろう」と気になるものがあれば、問い合わせフォームからお気軽に聞いてください。
コンクリート構造物の「点検」とはなにか、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
おわりに
コンクリート構造物の点検は、単に「見る」仕事ではなく「見抜く」仕事です。
そして、見抜くためには道具が必要です。
ひび割れの幅を測る、浮きを音で判断する、暗所に光を当てる、記録を残す。
どれも特別なことではありませんが、適切な道具がなければ、正確な判断はできません。
点検の質は、経験だけで決まるわけではありません。装備によっても、大きく左右されます。
幅を目測で済ませるのか、0.1mm単位で測るのか
暗いまま見るのか、光を当てて確認するのか
その積み重ねが、点検の信頼性を変え、構造物の安全性を左右します。
今回紹介した道具は、どれも派手なものではありません。
しかし、現場で本当に役立つものだけを挙げました。
最初からすべてを揃える必要はありません。
まずは重要度★★★の装備を確実に揃えること。
そこから徐々に、自分のスタイルに合わせて追加していけば十分です。
この記事が、これから点検に向かう技術者の装備見直しのきっかけになれば幸いです。
安全第一で、よい点検を。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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